「プラセンタ」とは胎盤のことであり、その由来先によって様々な種類が存在します。
大きく分ければ、動物性プラセンタと植物性プラセンタに分類する事ができます。
プラセンタはいろいろな哺乳動物の胎盤から抽出されます。
現状では、人(ヒト)、豚(ブタ)、馬(ウマ)、羊(ヒツジ)
などから抽出されています。
BSE(狂牛病問題)の発生後、原料から感染の危険性の高い
牛や鹿など反芻動物の胎盤の使用は、国が厳しく規制し、
厳重に監視されることとなりました。
胎盤とは哺乳類が胎児を育む為に造られる器官であり、
胎盤を持たないものからはプラセンタは抽出できないのですが、
魚の卵巣膜から抽出した「海洋性プラセンタ」や、
植物の胚から抽出した「植物性プラセンタ」というものもあります。
これらは厳密にはプラセンタではないのですが、プラセンタ様の効果を
期待させるイメージを狙ってプラセンタの名称を
付加しているようにも見受けられます。
一般的には、医療用には人由来のプラセンタ、
美容用では豚や馬由来のプラセンタが使われることが多いようです。